保育科
保育科:2年制
文部科学大臣指定
厚生労働大臣指定
定員50名
保育科について
子どもの成長をサポートする
専門の知識と技術を
保育とは、養護(care)と教育(education)とが一体となった、子どもの成長をサポートする仕事です。
養護とは、子どもの生命を保持し、情緒の安定を図るために行う援助や関わりです。教育とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助です。子どもの年齢や状況に合わせてこれらが一体となり、展開されるのが保育です。
乳児は言葉で気持ちを伝えられず、幼児もうまく気持ちを言葉にできないことがあります。子どもがどのように感じているか、何をしたいと思っているのか、何を必要としているのかを考え、その子のもっている可能性を信じ、支援していきます。
目指す仕事
- 幼稚園教諭
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学校教育法では、幼稚園教諭は幼児の保育をつかさどるとしています。
幼稚園に勤務することができます。
- 保育士
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児童福祉法では、専門知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者を保育士といいます。
保育所の他、乳児院、児童養護施設等の児童福祉施設に配置されています。
- 保育教諭
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幼保連携型認定こども園において、園児の教育及び保育をつかさどる者をさします。
資格は、幼稚園教諭免許かつ保育士資格の両方を有することとされています。
保育科のポリシー(方針)
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アドミッション・ポリシー〔入学者受入れの方針〕
- 自ら考え行動し社会に貢献しようとする人
- 保育の専門性を高める努力を惜しまない人
- 思いやる心を持ち、コミュニケーションを大切にする人
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カリキュラム・ポリシー〔教育課程編成・実施の方針〕
保育科では、教育目標を達成するために、ディプロマ・ポリシーに基づいて、以下の方針でカリキュラムを編成する。
- 保育者として必要な基礎的な知識・技術を身に付けられるよう、教養科目・専門科目を体系的に配置する。
- 各科目においてグループワークや実技発表等の機会を多く設け、学生が主体的に学ぶ授業や行事を展開する。
- 附属幼稚園との連携を密にし、専門的な知識と技術を統合した実践力を身に付けられるよう実習科目を配置する。
- 各科目のシラバスに記載された成績評価の方法・基準の通り、適性かつ厳正に成績評価を行う。
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ディプロマ・ポリシー〔卒業認定の方針〕
- 保育者として基礎的な専門知識・技術・態度を身に付け実践できる
- 保育者として必要とされる自己表現力、コミュニケーション能力を身に付けている
- 向上心をもって学び続ける姿勢を身に付け、自ら考え行動できる
学科の特徴
本校は全国でも数少ない、文部科学省・厚生労働省の両省から指定されている専門学校です。
東北では、本校と青森の2校のみで、他大学を併修することなく2つの資格を取得することができます。敷地内には附属の幼保連携型認定こども園も設置され、園児との交流が多く持てるのでより実践的に学びが深まります。
近年では大学や短大を卒業後、専門学校に再入学するケースも増え、文部科学省の調査では入学者の約1割という結果も。
卒業後の就職率も高く、景気動向に左右されないことも強みです。
また、古い歴史があるので園長・主任等リーダーになって活躍されている卒業生も多く、現場で力になってくれています。
当校は文部科学省、厚生労働省の両省から認可されているため、大学、短期大学通信を併修することはありません。
幼稚園教諭二種免許+保育士資格
卒業と同時にW取得できる!
つまり
スクーリングも国家試験も
受ける必要がありません!!
- 幼稚園教諭二種免許
- 幼稚園教諭として公立幼稚園や私立幼稚園に勤務することができます。
- 保育士資格
- 保育士として保育所・児童養護施設・乳児院・障害児入所支援施設・その他の児童福祉施設に勤務することができます。
- その他取得可能な資格
- 上級救命講習の受講修了者は上級救命講習修了証を取得することができます。また、選択してパソコンに関する検定を取得することもできます。
カリキュラム
少人数で実践力がつく
カリキュラム
保育科のカリキュラムは、大きく「教養科目」「専門科目」に大別されます。
授業は、幼稚園教諭二種免許と保育士資格を取得するため、専任講師と非常勤講師が担当しています。
非常勤講師の中には、石巻専修大学教授、岩手大学教授を始め、小児科医師、施設長、看護師等、各分野の専門家が携わっています。
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言葉の指導法
子どもの言葉を育み、豊かにする実践方法や教材について学びます。
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表現の指導法Ⅱ
表現活動への理解を深め、実際の制作や模擬保育を通して、幼児に対する指導のあり方を学びます。
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音楽
ピアノを弾くことを通して、保育現場で必要な音楽的基礎知識を身に付けます。
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乳児保育Ⅱ
乳児保育における配慮の実際について具体的に理解します。
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保育・教職実践演習(幼)
幼稚園の先生方からの講義や、模擬授業を通じて教員としての資質能力を向上させます。
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幼児体育
様々な遊具を使って、運動遊びの指導法などを学びます。
学ぶ科目
教養科目
- 国文学
- 日本国憲法
- 日本史概論
- 自然科学概論
- 情報機器の操作
- 情報機器の操作II
- 外国語コミュニケーション
- キャリア設計
- 保健体育講義
- 保健体育実技
専門科目
- 幼児と健康
- 幼児と人間関係
- 幼児と環境
- 幼児と言葉
- 幼児と表現
- 健康の指導法
- 人間関係の指導法
- 環境の指導法
- 言葉の指導法
- 表現の指導法 I
- 表現の指導法II
- 表現技術 I
- 表現技術II
- 保育内容総論
- 乳児保育 I
- 乳児保育II
- 社会的養護II
- 社会福祉
- 子育て支援
- 子ども家庭福祉
- 子どもの保健
- 子どもの健康と安全
- 子ども家庭支援論
- 子どもの食と栄養
- 保育実習 I
- 保育実習指導 I
- 保育実習II
- 保育実習II
- 保育実習指導II
- 保育実習指導III
- 教育原理
- 社会的養護 I
- 保育原理
- 教職概論
- 教育制度論
- 教育心理学
- 子ども家庭支援の心理学
- 特別支援教育概論
- 教育課程と教育方法論
- 幼児理解
- 幼児教育相談
- 幼稚園教育実習
- 教育実習事前事後指導
- 保育・教職実践演習(幼)
- 音楽
- 図画工作
- 幼児体育
※2024年度のカリキュラムです
実習について
豊富な実習で
実践力を身につける
実習は幼稚園、保育所、施設を合わせると2年間で50日間(見学実習を除く)あり、県内外の希望する場所で実習できます。実習総日数・実習回数・実習箇所が多く、実践力を身に付ける大きなメリットとなっています。専任講師が全ての園を巡回し丁寧に指導を行います。
実習には、しっかり観て全体をとらえる「観察実習」、子どもたちと直接かかわりを持つ「参加実習」、自分で計画を立案・実践する「責任実習」があります。
実習の流れ
1年次
- プレ実習
- 系列のこども園の見学や体験実習を行い、スモールステップで園の生活の流れや、子どもの様子、保育者の動きを観察。
実習に向けて、入学まもない時期から子どもとふれあいながら学ぶことができる本校独自の学び。
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- 前期敎育実習10日間
- 幼稚園における生活の流れや幼児の発達について実践的に理解し、幼稚園教諭の業務内容を知る。また、教育課程の理解と指導計画の立案、実践、記録を行い学ぶ。
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- 保育実習施設
10日間
- 施設の役割と機能の具体的な理解や、かかわりを通して対象児(者)の特性を理解し、施設における保育士の業務内容や役割について具体的に学ぶ。
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2年次
- 保育実習保育所
10日間
- 保育所の生活と一日の流れの理解や子どもの観察、かかわりを通して子どもを理解しながら責任実習(部分)に取り組んだり、保育所における保育士の業務内容や役割について具体的に学ぶ。
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- 選択実習保育所
10日間
- 子どもの観察や個々へのかかわりを通して子どもへの理解、及び保育課程に基づく指導計画の作成、実践、省察、評価等の理解を深める。
- 選択実習施設
10日間
- 施設における支援の実際を具体的に理解したり、かかわりや支援を通して対象児(者)の特性を理解する。
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- 後期教育実習10日間
- 教育課程における指導計面の立案、実践、記録、評価等の理解を深めたり、指導技術を習得すると共に、個々の発達について実践的に理解を深める。
保育科行事
千田 愛莉さん
(岩手県立水沢商業高等学校卒業)
今年も新型コロナウイルスの影響により、中止や制限の中での開催となりましたが、うれしたのしだいすきや学園祭などを行い、学年学科を超えての交流ができました。さらに、3年ぶりに市民パレードに参加し、地域の方々との交流を深められました。その他にも、保育科で行われる夢のキラキラ音楽会や研修交歓会など、各科での楽しい行事もたくさんあります。
学生の声
髙清水 倖奈さん岩手県立大槌高等学校卒業
髙野 紗希さん岩手県立岩谷堂高等学校卒業
渡邉 和さん岩手県立花巻南高等学校卒業
主な出身高等学校一覧
学生の出身高校はこんなにも広域です!※2019年度-2023年度
- 北上・和賀地区
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- 専修大学北上
- 黒沢尻北
- 北上翔南
- 黒沢尻工業
- 西和賀
- 花巻・遠野地区
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- 奥州・胆沢地区
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- 盛岡地区
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- 盛岡南
- 盛岡農業
- 盛岡工業
- 盛岡商業
- 不来方
- 盛岡中央
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- 紫波総合
- 盛岡白百合学園
- 江南義塾
- 岩手女子
- 盛岡スコーレ
- 盛岡誠桜
- 一関・両磐地区
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- 県北
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- 沿岸北部
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- 沿岸南部
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- 岩手県外
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- 大湊(青森)
- 青森工業 (青森)
- 増田(秋田)
- 大曲工業(秋田)
- 横手城南(秋田)
- 大館鳳鳴(秋田)
- 仙台育英(宮城)
- 鹿島学園 (茨城)
- 第一学院(茨城)
- 伊勢崎清明(群馬)
- 星槎国際(北海道)
- 松本国際(長野)
- NHK学園(東京)
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村松 里乃さん
(岩手県立金ケ崎高等学校卒業)
実習は1年生で2回、2年生で3回の計5回あります。1年生の実習では主に手遊びや絵本の読み聞かせを中心とした実習が多く、2年生では自分で計画を立案し、実践する場が多くあります。実習中に先生方が来てアドバイスをしてくださるので、安心して実習することができます。10日間という短い期間ですが、子供達の成長を感じ、授業だけでは学ぶことのできないことを、実際見て学ぶことが出来ました。