福祉介護科

高齢者や障がいを
持つ方を支援する
介護福祉士の
技術と知識を

高齢者や障がいを持つ方を支援する介護福祉士の技術と知識を

介護とは高齢者や障がいを持つ方の生活をサポートする仕事です。
生活全般にわたる食事、移動、排泄、入浴等について、利用者自身ができることは利用者自身で行ってもらい、心豊かな生活を自分らしく過ごせるよう支援をすることが介護なのです。援助を必要とする方との心と心の触れあいの中から、「命のキラメキ」を引き出す仕事であり、たくさんの「ありがとう」が循環する介護の仕事は、『3つのK』で説明することができます。

 

介護福祉士とは

介護領域における唯一の国家資格が介護福祉士です。介護福祉士の資格を取得するには、養成校での学びが近道です。
KTSでは、国家資格を取得するための専門知識や技術を身につけ、高齢社会を支える中核的役割を担う人材を育てます。確実に実践力が身につき、介護福祉士への最短ルートが養成校なのです。

 

介護福祉の今と未来

厚生労働省によると、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年には、高齢化率が30%を超え、全国で約245万人の介護職員が必要となり、約34万人の人材が不足すると予想されています。
高度化・複雑化していく介護ニーズに対応するためには、質の確保が重要であり、「その中核的役割を果たすのは介護福祉士」と明確に位置づけられました。
介護に関する専門的な知識や技術ばかりでなく、倫理、マネジメント力、連携、自立などを実践的に学ぶ介護福祉教育の役割はこれからますます重要になってきます。
KTSは、地域社会に質の高い介護福祉士を安定的に送り出す役割を担っています。

 

福祉介護科のポリシー(方針)

ディプロマ・ポリシー〔卒業認定の方針〕

●あらゆる介護場面に共通する基礎的な介護の知識・技術を身に付けている
●円滑なコミュニケーションの取り方の基本を身に付けている
●他者に共感でき、相手の立場に立って考えられる姿勢を身に付けている

カリキュラム・ポリシー〔教育課程編成・実施の方針〕

福祉介護科では、介護福祉士養成の指定科目群である「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」、「医療的ケア」の4領域の科目を統合したカリキュラムを編成する。
●尊厳の保持や自立支援、生活の豊かさの観点から、本人主体の生活が継続できるよう、根拠に基づいた介護実践を行うための知識・技術を修得する。
●介護を必要とする人、家族等との関係性の構築やチームケアを実践するための、コミュニケーションの基礎的な知識・技術を修得する。
●介護の理論と介護現場での実習体験を統合し、心身の状況に応じた介護の実践場面に適応できる知識と生活支援技術を修得する。
●介護実践の根拠となる人間の心理、人体の構造や機能を理解するとともに、医療的ケアを安全・適切に実施できるよう、
必要な知識・技術を修得する。

アドミッション・ポリシー〔入学者受入れの方針〕

●生命や人権を尊重できる人 ●介護の知識や技術を高めることに努力を惜しまない人
●相手の立場を考えて行動することができる人 ●文章や会話等のコミュニケーション力がある人
●チームワークを大切にする人

 

本校福祉介護科で学ぶメリット

養成校の卒業生は、卒業後5年間暫定的に介護福祉士資格が付与されます。5年間介護の仕事に従事すると、引き続き介護福祉士資格を有することが出来ます。(※)
長い歴史のある養成校なので、ユニットリーダー等、リーダーになって活躍されている卒業生も多く、介護の現場を力強く支えています。

※介護福祉士の資格を取得するには、国家試験受験合格が必要です。しかし、令和8(2026)年度の養成校卒業生までは、卒業後暫定的に介護福祉士資格が付与され、5年介護の仕事に従事することで、正式に介護福祉士資格を取得できます。
※5年間従事しなかった場合でも、養成校を卒業すれば国家試験の受験資格は有することになります。

先生からのメッセージ:福祉介護科長  白澤 宏明 先生
人は誰しも年をとり介護が必要になっても、どんなに重い障がいを持ったとしても、毎日の生活を自分らしく送りたいと望んでいます。本校ではそうした方々一人ひとりの「その人らしい生活」を支援するために必要な介護福祉士としての専門的知識・技術・態度を養います。また、手話検定、パソコンに関する検定、レクリエーション・インストラクターの資格取得など、時代の要請に応えるカリキュラムを組んでいます。
2年間の学生生活の中で、「介護福祉士」を目指す仲間とともに、介護の「深さ」「楽しさ」「広さ」を探究し、自分自身を成長させましょう。

メリット1:介護領域唯一の国家資格「介護福祉士」への最短コース
卒業時に介護福祉士受験資格が得られ、就職率が高く、活躍されている先輩も多いです。

メリット2:豊富なカリキュラムと現場での介護実習により、実践的な経験ができ、より学びが深まる
県内117施設と連携し実習を行っています。

メリット3:介護ならではの奨学金が充実
岩手県と北上市と介護施設の奨学金は併用できます。
各種奨学金の併用も可能です。詳しくは奨学金のページをご覧ください。

 

資格を得る

本校所定の単位を修得することにより、卒業と同時に次の免許と資格を取得することができます。

介護福祉士受験資格[国家試験受験資格]

介護福祉士養成校で所定の単位を取得し、在学中に国家試験(実技試験免除)を受験し合格をすることで、取得することができます。この資格を取得すると、介護福祉士として特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・その他の介護保険事業所、障害者福祉施設などで活躍することができます。

その他取得可能な資格

●上級救命講習修了証
●レクリエーション・インストラクター [日本レクリエーション協会認定]
●手話検定 [全国手話研修センター主催]
●パソコンに関する検定

PICK UP授業

手話Ⅱ
聴覚障がい者のコミュニケーション方法である手話で、日常会話に必要な語彙と表現技術を学びます。

レクリエーションワークⅡ
学生参加型の演習によってプログラムを立案し、レクリエーション支援を行います。

介護過程Ⅱ
利用者一人ひとりの生活を支える個別援助計画を作成し、生活支援を実践・評価する過程を学びます。

レクリエーション実習
レクリエーション理論、実技を活用し、地域のレクリエーション活動に参加します。

生活支援技術ⅠA
生活支援の考え方と調理など家事支援の知識や技術を学びます。

介護総合演習Ⅱ
介護過程の実践と評価を通じて、知識・技術を包括的に理解します。

生活支援技術Ⅱ
基本的な介護の知識・技術・態度について、実技をとおして習得します。

こころとからだのしくみⅠ
介護に関する必要な医学的知識について学びます。

情報基礎Ⅰ
パソコンの利用方法、統計学の基礎を学びます。

 

現場で学ぶ

教室で学んだ知識や技術を、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護現場で実践的に学習するのが介護実習です。2年間で450時間、学外実習に取り組みます。

 

現場が想定しやすいカリキュラム

介護保険制度や認知症の理解などの知識を「人間と社会」「こころとからだのしくみ」の領域で学びます。さらに、「介護」では、その人らしい生活を支える「介護福祉士」になるために必要な技術や知識を習得します。
「医療的ケア」の領域では経管栄養と吸引に関わる、介護福祉士としての知識と技術を身につけます。授業担当者には、経験豊富な介護福祉士の教員や、社会福祉士や介護支援専門員、医師や看護師、理学療法士や大学教授などの専門家が携わっています。
更にレクリエーションや手話など、余暇活働を豊かに楽しくする教科も多く開設されています。また、学内だけでなく、特別養護老人ホーム等多様な介護実習で、専門職としての実践力を養います。

 

本校福祉介護科が就職に強いワケ

就職試験対策は万全です。小論文・作文講座や面接試験の練習のほか、活躍している先輩による就職講話、過去の試験問題の分析など、徹底した個別支援を行います。また、就職先の決定も、学生、保護者、教員と三者で面談を行うことにより、学生の個性や適性、希望を考慮することができ、就職をより確実なものにしています。
就職してからも卒業生の就職先に足を運び、働きぶりを見守ったり、相談を受けるなど卒業後のアフターケアも万全です。


質の高い介護福祉士確保のため、国は給与水準向上の取り組みを「ニッポン1億総活躍プラン」の柱と位置づけ、処遇改善を強化推進することとしました。岩手県介護福祉士養成施設協会のアンケート結果によると、介護福祉士養成校卒業者はその力量が高く評価され、長期勤務者がほとんどです。初任給や、賞与、昇給額も高卒者と比べ高くなっています。

県内の就職先 【北上市】特別養護老人ホームいいとよ、特別養護老人ホームさくら爽、特別養護老人ホーム八天の里、特別養護老人ホーム敬愛園、特別養護老人ホームわがの里、介護老人保健施設まつみ、グループホームうえのまち、小規模多機能ホームおにやなぎ、障害者支援施設萩の江、障害福祉サービス事業所あけぼの
【奥州市】特別養護老人ホーム福寿荘、特別養護老人ホームあっぷるホーム、社会福祉法人胆沢やまゆり会、介護老人保健施設清和苑、地域密着型小規模特別養護老人ホームあっぷるホームあおざさ、清和苑通所リハビリステーション、グループホームかつひろの家
【花巻市】特別養護老人ホーム花巻あすかの杜、特別養護老人ホームアイリス花巻、グループホームしおん
【紫波町】特別養護老人ホームにいやま荘
【一関市】特別養護老人ホーム孝養ハイツ、サービス付高齢者向け住宅ペルシモン前沢東、サービス付高齢者向け住宅ペルシモン一関
県外の就職先 【神奈川県】鶴巻温泉病院 【京都府】特別養護老人ホーム日野しみずの里

 

活躍中のセンパイに聞いてみた!(福祉介護科卒業生編)

特別養護老人ホームさくら爽 勤務
中杉 友美 さん 【専修大学北上高等学校卒業】

令和元年度に卒業し、特別養護老人ホームで働いています。初めての事ばかりですが、専門学校で学んだ知識と技術を活かしています。介護をする上で大切な事は、利用者を第一に考えたケアをする事です。そのために、利用者がどれだけ快適に過ごしてもらえるかを常に考え、支援を行うようにしています。
KTSは、教員と学生の距離を近く感じる事が出来ます。悩みを聞いてくれる先生がたくさんいて、とても心強いです。実践的な授業が多いので、確実に自分の力に変えられる学校です。ぜひKTSで介護福祉士を目指してください。


特別養護老人ホーム聖愛園 勤務
佐藤 由紀 さん 【岩谷堂高等学校卒業】

特別養護老人ホームに勤務し、利用者の生活全般のサポートを行っています。日々の関わりの中で、毎日違った表情を見せてくれます。利用者の笑顔を引きだせた時が本当に嬉しいです。やはり「人と人との関わり」がこの仕事の魅力だと思います。人生の最期に「ここで過ごせて良かった」と思ってもらうことが、私の目標です。
KTSでは、授業と実習でより深く介護について学ぶことができます。もちろん、教職員方も親身に相談に乗ってくれます。KTSで学んだことは、確実に仕事に活かせますので、ぜひ、KTSで学んでほしいです。

 

センパイたちが働く職場の園長・施設長さんから

特別養護老人ホーム大谷荘 施設長 狩野 隆史 さん
大谷荘では現在16名のKTS出身者が働いており、そのうち約半数が主任や副主任といった役職についており、介護職の中心となって活躍しています。県内最大規模の施設ですので、介護職だけでも約100名の職員がおります。年齢層も10代から60代までと幅広く、子育て世代もたくさんいます。質の高い介護サービスを提供しつつ、みんなで協力しながら、「仕事と子育て」「仕事と家庭生活」を両立できる職場づくりをしています。
大谷荘では、職員同士も「困った時はお互い様」の心で助け合うことを大事にしています。
KTS出身者には、介護だけではなく、より良い職場づくりの担い手としても大いに期待しているところです。在校生のみなさんが、新しい仲間に加わることを楽しみにしております。